どうも、20歳で知らぬ間に身内に約90万円の借金を作られ、名義がブラックになりかけた八重歯です。
突然ですが、皆さんはクレジットカードを作ったことはありますか?
「現金を持ち歩かなくて済む。」「ポイントなどの特典に引かれて...」「欲しいものが高額で分割にしたくて!」など理由は様々ですが今の時代では多くの方がクレジットカードをお待ちだと思います。
確かに何かと便利なクレジットカードですがお金のやりとりが目に見えない分、使い過ぎてしまうとよく耳にしますよね。
私自身、浪費癖がある事もありクレジットカードはまだ作らないと決めていました。
それなのに...
突然、家に届いたカード会社からの郵便物と身に覚えのない多額の借金。
その原因は身内である母親のせいでした。
今回は、今まで信用していた母親に借金地獄という闇に突き落とされた体験談を語ります。
身に覚えのない、自分名義のクレジットカード利用の返済要求が届く
ある日、家に自分宛の郵便物が届き、送り元を確認すると、とあるカード会社。
クレジットカードを作ったことも無い私になぜカード会社から手紙が届くのか...と不審に思いつつ内容を確認してみると、
なんと、カード利用金額の返済要求。
その額、上限の30万円。
思わず、「.......え?」
人間って本当に驚くと数秒思考が停止するんですね!笑
どうしていいか分からなかった私は、実家に急いで帰り、母親に相談することにしました。
今思うと、それが悪夢の始まりでした。
私がカード会社からの請求書を母親に見せると、顔を顰めながら一言。
「あー、もうバレたかぁ。」
続けて母親がこの借金の経緯について話し始めました。
勝手に自分名義のクレカを発行し、借金まで作った犯人は実の身内!
それは
1.私が18歳になった年に内緒で私名義でクレジットカードを作ったこと。
2.母親の名義がブラックで今までクレジットカードが作れなかったこともあり、キャッシングやショッピングで上限まで使ってしまったこと。
3.貯金残高もなく、月々の収入も1ヶ月の生活費で消えるため返済ができず悩んだ末、家庭裁判所へ行き、苗字を旧姓に戻してなんとかカード会社の目を掻い潜って返済を避けてきたこと。
そして、
「あと2社でもカードを作り、その返済もしていないということ。」
もうこの時点で、母親への信用は無くなりましたね。笑
ざっと3社すべての金額を計算すると80万強、約90万円にものぼる金額だったのです。
過去を振り返ってみると、母親の仕事柄そこまで多くの収入ではないのに、変に羽振りがいい事が多々あった事を思い出しました。
ここで私が1つ疑問に思った事、それは
本人がその場にいなくてもクレジットカードは作れるのか?
ということ。
本人じゃなくてもクレジットカードは作れるのか? 親であれば簡単にできてしまうことが判明
ネットで調べてみたところ、
もちろん赤の他人が勝手にクレジットカードを作ることは不可能ですが、親であれば子の住所・電話番号・本人確認書類・印鑑などの用意が容易に出来てしまうため可能みたいです。
当時はクレジットカードの知識もなかったため、親が勝手にクレジットカードを作れるなんて知らず印鑑や保険証などを親に預けてしまっていた事を思い出しました。
しかし、普通であればカードを作り上限まで使ったのは母親であって自分は支払い義務がないですよね?
当然、自分は使った本人でもなく払う義務がないと主張したのですが、母親の言い分はこう。
「お前の免許代もここから出してやった」
「キャッシュした現金、ほぼほぼお前に使ってやったからお前が全部払え」
「〇〇(私の兄)の車代もあるから〇〇から金もらえ」
自分の母親ながらとても呆れました笑
ここで発覚した母親と兄の共犯...
まったく、身内2人に騙されるとは...
その後、兄にも連絡しましたが「知らん」の一点張り。
一切払う気のない母親、知らぬ存ぜぬを貫き通す兄。
本当ならば自分もそんな大金払う気もなければ払える宛もなく、放置しておこうかとも思いましたが、この先、結婚して家庭を持ったときに名義がブラック...と考えると未来の旦那や子供に示しが付かないと思い、今後一切、母親・兄と縁を切るという条件で自分が支払いをしていくことになりました。
債務整理をすべく弁護士の元へ!
早速、債務整理をして貰おうと弁護士の所へ相談へ行ったところ、弁護士の先生から一言。
「この額だと最低月2~3万くらい払っていかないといけないかもね。利子とかもついてるからね」
当時、私は正社員ではなくアルバイト暮しで月の収入も少なく、公共料金を払うだけで精一杯の生活だったため、正直払える気がしませんでした。
でも覚悟を決めた以上、どうにかして払っていなかければいけない。と自分を奮い立たせ、バイトも時間や休みを潰して出勤を増やしてもらい、携帯代も先送りにしてみたり...
そんなこんなで借金の支払いを優先していたら、電気や携帯が止まり、大家から家賃の催促の電話がきて、毎日鬱になるんじゃないかってぐらいボロボロの生活をしてましたね...笑
しかし、ざっと計算しただけでも30ヶ月、約3年は払い続けなければ完済できない借金の量。
3年もこの生活は気が遠くなりますよね笑
しかし私に思いもよらぬ転機が!
それはまさに[交通事故]でした。
借金返済に追われるある日、交通事故に遭い……まさかの慰謝料で全額返済へ
一時停止を無視した車が、運良く私の車に「ゴンッ。」
過失割合はなんと100で、軽いケガはしたものの、破損した車の修理費や病院の治療代、そして慰謝料が相手の自賠責保険から下りたのです!
もうお分かりかも知れませんが、その慰謝料で借金を一括で返済して、今では、ごく普通の生活を送れています笑
慰謝料の額を見た時の
「やっとあの生活から抜け出せる!」
という喜びは今でも鮮明に覚えています。
「もう借金のせいで地獄のような生活を送らなくて済むんだ」そう考えただけで、怪我の痛みなんてすぐに感じなくなりましたね笑
最後に、今回私が一連の体験から学んだことは
1.保険証や通帳など貴重品の自己管理
2.身内の信頼関係
3.クレジットカードについての知識
この体験の中で最大のミスポイントは貴重品を母親に預けてしまっていたこと、そしてクレジットカードの知識不足だと、私は思っています。
よく考えれば、18にもなって貴重品を親に預けたりはしないですよね笑
しかし、中には親が管理してくれている家庭も少なからずあるとは思います。
この世の親が、みんながみんな私の母親のように最低な行動をとるとは限りませんが、いくら身内であれ、自分の身は自分で守らなければいけないですし、もしも...のとき後悔するのはあなた自身。
そしてクレジットカードについての知識がないと、私のようにまんまと騙されてしまうのです。
社会に出てからは毎日の生活に「お金」が付いてきますよね。そのお金が1歩間違えれば大きく人生を左右してしまうため、高校を卒業して社会に出ると同時にクレジットカードなどお金についての知識も多少は、あった方が人生を棒に振らずに生きていけるのかも知れません。
クレジットカードの怖さはクレジットカードで失敗した人にしか分かりません。
「たかがクレジットカードでしょ?」
いいえ、「されどクレジットカード」なんです。
みなさんには「クレジットカード」で人生を棒に振って欲しくないと思ってますのでもう一度言います笑
自分の身は自分でしか守れません。
貴重品の管理、大丈夫ですか?
クレジットカードの知識ありますか?
お金について甘く考えてませんか?
この記事を読んだついでにもう一度、見つめ直してみるといいかもしれませんね!