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元上司による横領騒ぎ! その手口とバレた経緯についての実話

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私の働く会社で、昨年の秋に発覚した「元上司による横領騒ぎ」のお話を紹介致します。

まず最初に本件の犯人から説明しますと、犯人はそのものズバリ、元上司の50代男性です。仕事も出来て、営業成績も良い男性です。

事件発覚後にすぐ退職しており、現在は別の会社で働いている事をSNSで確認しています。

 

いつ休んでるのかと心配するほど、働き者の上司だった

ことの発端は、業績の悪化から、東北地方にある某支店を閉鎖するということを、一昨年前に会社が決定した事からスタートします。

昨年の春前には、某支店のスタッフ達は自主退職や他県への異動などで、東北某支店の営業は完全にストップとなっていました。この事は社内の情報共有サイトでも発表されており、私も何となく知っていました。

私の元上司は東京本社の勤務なのですが、数年前の東北某支店の立ち上げ担当でもあったため、自然の流れから閉鎖の担当もかって出たそうです。

昨年の春、元上司は毎週土日に東北へ出張に出かけて、支店内の片付けや、廃棄業者の手配、清掃業者の手配、資産移動する機材の調査など、その他雑用なども進んでやっていたそうです。

部下である私達は「あの人は、いつ休んでんだろうか」と軽く話題にはしていましたが、特に誰も気にしていませんでした。

 

名義貸しの伏線。しかし理由は完璧で誰も疑いすらせず

ある日、課内のミーティングを会議室で行なっていた時に、元上司から私達全員にお話がありました。

「東北某支店のインフラ等の廃棄作業をしていますが、Windows 10のノートPCが数台あるけど、営業部で使う?使うなら資産移動するけど」とのこと。営業部はもともとノートPCが人数分あるので、とりあえず必要ナシと話は終了し、他の話題へと変わりました。

営業ミーティングが終了してから、ほぼ全員で喫煙所へ移動しました。
喫煙所では元上司が、「東北某支店はさぁ、いらない物や廃棄物が多すぎて、本当に人手がいるんだ。土日にやるしかないのだけど」と言い出し、少ししてから「皆は土日休みだから、気にしなくていいよ」と。私達部下全員は土日の出社にならない事を安心しました。

「ただ、人手はどうしても必要だから、派遣で何人か使う予定だけど、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)上、部外者を勝手に社内へ入れられないからさぁ、派遣の人達の入室記録などは、皆の名前で申請出したからな、内部監査室から何か言われたら話を合わせてな」と言われました。私達は特に気にせず、かしこまりましたとだけ返答して、すぐに別の話題に変わりました。

そんなこんなで、月日は流れて、昨年の8月下旬、元上司は体調を崩したとの理由でお休み。

 

突然! 内部監査室から事情聴取

いつものように営業部で朝礼をしている私達のもとに、数名の男性がやってきました。全員顔はみたことがある社内の人ですが、表情から何か緊迫したような、重苦しい空気を感じます。

その中の男性が「元上司は本日から暫くのあいだお休みです、皆さんにいくつか聞きたい事があるので、1人ずつ会議室へ来てくれませんか?アポがある方は、アポ優先で良いですが、帰社したらお時間下さい」とのこと。

何かあったのかと野次馬根性丸出しの私は、会議室に着くなり、「元上司の横領について、何か知っているか?」と聞かれました。

「えっ、横領?マジっすか!」というのが言われてすぐに思った本音で、元上司が横領しているという事を考えた事もありませんでした。むしろ、「あんな真面目な仕事人間がねぇ」というのが本音でした。

取調べを担当する男性は、あまり詳しくは言えないがといいながらも、とても詳しく説明をしてくれました。

 元上司の横領の流れ 

・営業部のメンバー全員が、週ごとに交代で、毎週土日に東北に出張へ出ている報告が元上司から上がっていた。
新幹線を使う遠方の出張のため、全員の出勤申請書の提出が必要で、全員の印鑑も押してある。(PCで作られた書類に印鑑が押されたもの)

しかし、昨年7月の時点で、虚偽の申請であると発覚したので、気づかないフリをして秘密裏に内偵をスタートさせた。

・調べていくと、元上司が会社に出していた申請書は嘘の申請で、人数分の旅費交通費を清算して横領していたことが発覚する。

 

つまり、土曜に東北へ向かう往復の新幹線代を4人分購入し、領収書を貰う。

その足ですぐに、チケット買取業者へ向かい、定価の90%前後の価格で3人分を売却し、そのまま売却金はポケットへ入れる。

東北へは1人で移動して、1人で地道に作業して日帰り。日曜も同じ事をして、3人分をポケットへ入れて横領する。

そして、毎週火曜日の午後に経理部に領収書を提出して、すました顔で旅費交通費の現金清算をしていたとのこと。

ちなみに、虚偽の申請だと発覚したきっかけは、書類の上では東北へ出張中の同僚が、会社の他の部のメンバー達と遊園地に行っていた事から発覚したとのこと。

ある程度の証拠が固まって、内偵をしている担当2名が、ある土曜日に突然、東北某支店へ出向き、1人で作業している元上司に、「他のメンバーはどちらに?」と聞くと、慌てておかしな言い訳をはじめ、ウソの新幹線代金を清算していたと認めたと。

あえて泊まりにせず日帰りにして新幹線代金を増やしていたのも悪どいと。

元上司の言葉には、おかしな点が多いため、いくつか確認していくと、旅費交通費のごまかしの他にも、ノートPCや各種サーバー機器、空気清浄機、扇風機、会議用の大型ディスプレイ、更にはマウスや電子レンジなども無断で売却して、売却金額はポケットへ入れていたことも発覚したとのこと。

そして極め付けは、本人の自供からではなく、元上司の同僚からのチクリで、数年前に東北某支店を開設する際の、PCやインフラ機材等の購入に、取引業者からキックバックで現金受取があったことも発覚し、それも認めたとのこと。

 

クビになった2ヶ月後には転職!?

結果的には、元上司は横領した金額を返金をして退職したとのことで、取調べの日以降に元上司と話す機会はありませんでした。

驚いたことに、懲戒解雇や刑事事件などにはならず、ただのクビとなったことと、クビになったのが9月なのに、11月頃には同業に転職したと名刺のSNSアプリで確認出来たことです。

「あの人、いつ休んでんだろうか」と思っていた『誰よりも働く上司』が、実は『誰よりもクズでダメな男だった』という事実。そんな現実を受け入れられず、鬱気味になってしまった真面目な同僚もいます。

そんな男を尊敬していたという事実が営業部全体を襲うのですが、いつしか年が明けて、気持ちも変わり、話題に上がる事も少なくなってきました。

「失敗から学んだこと」として、横領は、いかにも「お金なんてありません」という奴よりも、「まさかアイツが」という奴のほうが罪を犯すのだと思います。

そして、クビから再就職までの期間が短いところから、出勤停止を受けてすぐに転職活動をしていたことに驚きを隠せませんし、堂々と転職した事をSNSに載せた神経が、普通じゃないという事です。

そんな彼を本当に尊敬していた同僚は、かなりショックを受けていました。

いやぁ、人間って本当に怖いですね!

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